概要

西馬音内の盆踊(にしもないのぼんおどり)は、秋田県雄勝郡羽後町西馬音内で毎年8月16日から18日にかけて行われる伝統盆踊りで、岐阜県の郡上踊り、徳島県の阿波踊りと並んで「日本三大盆踊り」の一つに数えられる。約700年の歴史を持つとされ、1981年(昭和56年)に国の重要無形民俗文化財に指定された。

歴史

西馬音内の盆踊の起源は鎌倉時代末期の正応年間(1288〜1293年)に修行僧・源親(げんしん)が蔵王権現の堂前で豊年祈願として行ったのが始まりとされる。その後、慶長6年(1601年)に西馬音内城主・小野寺氏が滅亡し、亡霊を弔う踊りと習合して現在の盆踊りの形になったと伝わる。「彦三頭巾(ひこさずきん)」と呼ばれる黒い覆面、「端縫い(はぬい)」と呼ばれる継ぎ接ぎ衣装と編み笠で踊り手が顔を隠す独特の様式が特徴で、亡霊の踊りとも称される神秘的な雰囲気を醸し出す。

見どころ

囃子(はやし)の音色と「がんけ」「音頭」の2種類の踊りが繰り返され、3日間延べ約10万人の観客が訪れる。編み笠と彦三頭巾で顔を覆った踊り手たちが、ゆるやかなのに艶めかしく、しなやかでありながら張りのある所作で篝火の周りを静かに巡る姿は、観る者に時代を超えた感動を与える。

開催情報・アクセス

会場は秋田県雄勝郡羽後町西馬音内本町通り。JR奥羽本線湯沢駅から羽後交通バスで約30分。観覧は無料。

周辺観光

羽後町は美しい里山風景に囲まれ、近隣には湯沢市の小安峡温泉、稲庭うどんの里、横手のかまくらなど秋田県南部の観光資源が集中する。8月は雄勝の伝統行事と温泉を組み合わせた旅行が定番。


出典・関連リンク

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