概要
住吉の御田植神事(すみよしのおたうえしんじ)は、大阪市住吉区の住吉大社で毎年6月14日に執り行われる、五穀豊穣を祈願する伝統神事である。「住吉の御田植」として1979年に国の重要無形民俗文化財に指定されており、日本三大御田植神事のひとつに数えられる。
歴史
神功皇后が住吉大社を創建した際、長門国(現在の山口県)より植女(うえめ)を召して御田を植えさせたことが起源と伝えられ、約1800年の歴史を持つとされる。中世以降、住吉大社の重要な年中行事として継承され、室町時代の文献にもその様子が記されている。戦時中の中断を経て戦後復活し、現在まで途切れることなく執行されている。
見どころ
御田と呼ばれる神田で、稚児・植女・替植女(かえうえめ)・八乙女(やおとめ)など華やかな衣装を身につけた女性たちが、実際に早苗を植える所作を奉納する。田の中央では棚を組み、その上で住吉踊・田植踊・住吉武者行列・風流武者行事などが次々と披露され、田植えと芸能が一体となった荘厳かつ華麗な空間が現出する。植女の鮮やかな衣装と笠、武者行列の勇壮さの対比が見どころである。
開催情報
開催地は大阪市住吉区住吉2丁目の住吉大社御田。最寄駅は南海本線「住吉大社駅」徒歩約3分、または阪堺電車「住吉鳥居前駅」目の前。開催日は毎年6月14日、13時頃から約2時間。観覧は無料で、御田周囲の観覧スペースから自由に見学できるが、混雑するため早めの場所取りが望ましい。梅雨期のため雨具を携行すべきである。
周辺の見どころ
住吉大社は全国約2300社ある住吉神社の総本社で、海上交通・和歌・農耕の神として信仰を集める。境内の反橋(太鼓橋)は大社の象徴的存在で、神事の前後に参拝するとよい。周辺には大阪の下町情緒が残る商店街や、近隣に堺市の仁徳天皇陵古墳など世界遺産級の見どころも点在する。
出典・関連リンク
- 📚 出典: Wikipedia, Wikidata (CC BY-SA 4.0)
- 🇯🇵 Wikipedia (日本語)
- 🔁 English version: Otaue Shinto Service