一日市の盆踊とは

一日市の盆踊(ひといちのぼんおどり)は、秋田県八郎潟町(はちろうがたまち)で毎年お盆の時期に行われる、伝統的な盆踊りです。秋田県の三大盆踊りのひとつに数えられ、古式ゆかしい優雅な踊りが今に伝えられています。やぐらを囲んで踊り手が輪をつくり、笛・太鼓・三味線の音色にのって、夏の夜の更けるまで踊り続ける、八郎潟町の夏を代表する民俗行事です。

歴史と由来

一日市の盆踊は、その起源を江戸時代にさかのぼると伝えられる古い盆踊りです。一日市は古くから市場町・宿場町として栄え、人や物が行き交うなかで踊りの文化が育まれてきました。秋田県三大盆踊りのひとつとして、毛馬内の盆踊・西馬音内の盆踊とともに数えられ、それぞれ異なる趣を持ちながら、秋田の盆踊り文化の豊かさを今に伝えています。先祖の霊を供養し、地域の人々が世代を超えて踊りを受け継いできた、大切な伝統行事です。

見どころ

最大の見どころは、やぐらを中心に大きな輪をつくって踊る、優雅で統一感のある盆踊りの所作です。三種類の踊り「キタサカ」「三勝」「どんぱん」が伝えられ、それぞれに異なる趣の振り付けと囃子が楽しめます。揃いの浴衣をまとった踊り手たちが、ゆったりとした優美な動きで夜更けまで踊り続ける様は、見る者を懐かしくも幻想的な夏の世界へと誘います。地元の人だけでなく、観光客も輪に加わって踊りを体験できる温かな雰囲気も魅力です。

開催情報

例年お盆の時期(8月中旬)の数日間、秋田県八郎潟町の市街地で開催されます。お盆の夏の行事であり、季節は夏。夜間に行われるため、夕涼みがてら訪れるのに適しています。最新の開催日程や会場は、八郎潟町および地元観光協会の公式発表で事前に確認することをおすすめします。

アクセス

会場の八郎潟町中心部へは、JR奥羽本線「八郎潟駅」から徒歩圏内とアクセスが良好です。秋田市の北に位置し、秋田駅方面からJRを利用して訪れることができます。車の場合は周辺の駐車場を利用できますが、公共交通機関の利用が便利です。

周辺観光

八郎潟町は、かつて日本第二の広さを誇った湖・八郎潟と、その大規模な干拓事業で知られる地です。干拓によって生まれた大潟村の広大な田園風景や、男鹿半島のなまはげ文化、海岸景観などが近隣の見どころです。秋田の米どころならではの食文化や、男鹿温泉郷とあわせて、秋田の自然と民俗文化を満喫できるエリアです。


出典・関連リンク

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