初午祭とは

初午祭(はつうまさい)は、鹿児島県霧島市の鹿児島神宮で、毎年旧暦正月18日以降の最初の日曜日に行われる祭りです。鈴をつけ、色とりどりの花や布で華やかに飾り立てられた馬「鈴かけ馬(すずかけうま)」が、踊り連を引き連れて参道を踊り進む「鈴かけ馬踊り」で全国に知られます。馬と人とが一体となって踊る、南九州ならではの独特で華やかな春の祭礼です。

歴史と由来

鹿児島神宮の初午祭は、約400年の歴史を持つと伝えられる伝統行事です。その起源には諸説ありますが、馬の無病息災や農耕の安全、五穀豊穣を祈る信仰に由来するとされます。鹿児島神宮は、海幸彦・山幸彦の神話で知られる彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)を祀る由緒ある古社で、大隅国一宮として地域の篤い信仰を集めてきました。「鈴かけ馬踊り」は、鹿児島県の無形民俗文化財に指定され、地域の宝として大切に守り伝えられています。

見どころ

最大の見どころは、華やかに飾られた「鈴かけ馬」が、首につけた鈴を鳴らしながら、踊り連とともに参道を進む「鈴かけ馬踊り」です。色とりどりの造花や布で飾り立てられた馬が、独特のステップを踏むように踊る様は愛らしくも勇壮で、太鼓や三味線の囃子、踊り手たちの歌と踊りが祭りを盛り上げます。馬を中心に、踊り連が連なって練り歩く光景は南国・鹿児島ならではの華やかさに満ちており、春の訪れを祝う賑わいに包まれます。

開催情報

例年、旧暦正月18日以降の最初の日曜日(おおむね2月から3月頃)に、鹿児島県霧島市の鹿児島神宮で執り行われます。旧暦正月の春の祭礼であり、季節は春。開催日は旧暦に基づくため年によって異なります。最新の日程は鹿児島神宮および霧島市の公式発表で事前に確認することをおすすめします。

アクセス

会場の鹿児島神宮へは、JR日豊本線「隼人駅」からバスまたは徒歩でアクセスできます。鹿児島空港からも比較的近く、鹿児島市方面からJRや車で訪れることができます。車の場合は周辺の駐車場を利用できますが、祭り当日は多くの参拝客で混雑が予想されるため、公共交通機関の利用がおすすめです。

周辺観光

霧島市は、霧島連山の麓に広がる温泉とパワースポットの地です。霧島神宮をはじめとする由緒ある神社や、霧島温泉郷の名湯、霧島連山の雄大な自然が見どころ。坂本龍馬が新婚旅行で訪れた地としても知られています。鹿児島湾(錦江湾)越しに望む桜島の景観や、黒豚・薩摩料理といった鹿児島の食文化とあわせて、南九州の自然・歴史・温泉を満喫できるエリアです。


出典・関連リンク

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