青柏祭(せいはくさい)は、石川県七尾市の大地主神社(おおとこぬしじんじゃ)の例大祭で、毎年5月に行われる。能登地方最大の祭りとして知られ、日本一巨大とされる曳山「でか山」が城下町を曳き回される、勇壮かつ豪壮な春の祭礼である。国の重要無形民俗文化財に指定され、ユネスコ無形文化遺産にも登録されている。
この祭りの最大の特徴は、なんといっても「でか山」と呼ばれる巨大な曳山である。高さ約12メートル、重さ約20トンにも及ぶでか山は、その名の通り日本最大級の山車で、3台が市内を巡行する。神饌(しんせん)を青柏(あおがしわ)の葉に盛って供えたことが祭りの名の由来とされ、その起源は1000年以上前に遡るとも伝えられる。
最大の見どころは、巨大なでか山が狭い辻(つじ)を方向転換する「辻回し(つじまわし)」である。「地車(じぐるま)」と呼ばれる大きな車輪を持つでか山を、てこの原理を使って大勢の曳き手が力を合わせて方向を変える様は、迫力満点で観衆を魅了する。木遣り唄が響くなか、巨大な山車が町を進む光景は圧巻である。能登の人々の心意気と伝統が結集したこの祭りは、七尾の初夏を熱く彩る、日本を代表する曳山祭りである。
出典・関連リンク
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