概要

さぬき高松まつりは、香川県高松市で毎年8月12日から14日までの3日間にわたって開催される夏祭りである。四国の四大祭りの一つに数えられ、市民や観光客に親しまれており、2026年で第59回を迎える。メイン会場はサンポート高松周辺のあなぶきアリーナ香川とサンポート多目的広場石のステージに設定され、中央公園は再整備中のため使用されない。

祭りのキャッチコピーは「ものっそ高松」で、これは「ものすごい高松」を意味する讃岐弁である。主催は高松市と高松まつり振興会であり、四国新聞社や西日本放送などが主管として運営に関わる。3日間で約27万人(2015年実績)の人出がある大規模な祭典で、花火大会や総おどりが最大の呼び物となっている。

歴史・由来

さぬき高松まつりの起源は、戦後の復興期に地域の結束を強める目的で始まったとされる。第1回は昭和30年代後半(一説では昭和39年=1964年)に開催されたと伝えられ、回数の数え方には変遷があるものの、以来、高松市の夏の風物詩として発展してきた。当初は小規模な催しであったが、年を追うごとに参加団体や観客が増加し、四国を代表する祭りへと成長した。

祭りの名称は「さぬき高松まつり」で、旧国名の「讃岐」と都市名の「高松」を組み合わせている。これは地域のアイデンティティを強調し、県外にも広くアピールする狙いがあった。2010年代に入ると、中央通りを会場とした総おどりが定着し、一元放送連と自由連の2つのスタイルが確立された。

花火大会は「どんどん高松」の愛称で親しまれ、高松港の海上から打ち上げられる。2000年代には打ち上げ数が増加し、最大1万2000発に達した時期もあったが、2026年の第59回では6000発に縮小されている。これは安全面や予算の都合による調整とみられる。

2020年から2022年にかけては、新型コロナウイルス感染症の影響で規模縮小や中止が余儀なくされた。しかし、2023年以降は通常開催に戻り、2026年も3日間の全日程が予定されている。災害時の避難計画も整備され、南海トラフ地震に備えた避難誘導のルールが定められている。

祭りの運営は高松市役所観光交流課内の高松まつり振興会が担う。毎年、開催要綱が策定され、警備計画や交通規制の詳細が決められる。参加連の募集は5月から始まり、総おどりには約25連が参加する予定である。

見どころ

花火大会「どんどん高松」 8月13日午後8時15分から45分まで、高松港玉藻防波堤から約6000発の花火が打ち上げられる。音楽に合わせて打ち上がる音楽花火がサンポート高松周辺と水城通りで実施され、観客を魅了する。最大8号玉の大玉も含まれ、瀬戸内海の夜空を華やかに彩る。

総おどり「喜舞笑舞(きまいわらいまい)」 8月14日午後5時30分から8時30分まで、サンポート多目的広場石のステージで行われる。約25連が参加し、1連当たり最大40名が伝統民謡「一合まいた」を現代風にアレンジしたテーマ曲に合わせて踊る。ただし、2026年は中央通りを使用した一元放送連は実施されず、総おどりAWARDも行われない。

オープニングステージイベント 8月12日午後3時から9時まで、あなぶきアリーナ香川メインアリーナで開催される。主管は四国新聞社と西日本放送で、地元アーティストや団体によるパフォーマンスが披露される。祭りの幕開けを告げる重要なプログラムで、多くの家族連れで賑わう。

有料観覧席と協賛席 花火大会では、せとシーパレット周辺に約2700席の有料観覧席が設置される。さらに、シンボルタワーホール棟屋上(約200席)とあなぶきアリーナ香川テラス(約220席)に協賛席が新設される。これらの席からは花火をより間近で鑑賞でき、特別な体験を提供する。

飲食コーナー 多目的広場や玉藻公園北側プロムナード、高松築港駅前広場に飲食ブースが設けられる。地元の屋台や飲食店が出店し、讃岐うどんや骨付鳥などの香川名物を味わえる。祭りの熱気とともに、食も楽しめるのが特徴である。

子ども絵画コンクール 第59回さぬき高松まつりをテーマにした絵画コンクールが実施される。市内の子どもたちが描いた作品が審査され、優秀作品は祭り会場で展示される。地域の次世代に祭りの魅力を伝える役割を果たしている。

開催情報・アクセス

  • 開催日程:2026年8月12日(水)~14日(金)。12日は15:00~21:00、13日は20:15~20:45(花火大会)、14日は17:30~20:30(総おどり)
  • メイン会場:あなぶきアリーナ香川、サンポート多目的広場石のステージ(高松市サンポート)
  • アクセス:JR高松駅またはことでん高松築港駅から徒歩約4分
  • 交通規制:周辺道路は毎年大変混雑し、特に花火大会後はシンボルタワー地下駐車場の出庫に1時間以上かかる場合があるため、公共交通機関の利用が推奨される
  • 入場料:花火大会の無料観覧エリアはサンポート高松周辺と水城通り。有料観覧席(せとシーパレット周辺)および協賛席(シンボルタワーホール棟屋上、あなぶきアリーナ香川テラス)は有料
  • 荒天時対応:花火大会は雨天決行、荒天中止。総おどりは荒天中止。中止の場合、あなぶきアリーナ香川のイベントは一部スケジュール変更
  • 禁止事項:会場周辺でのドローン飛行は禁止(改正航空法違反)。歩きスマホも禁止
  • 最新情報:詳細な交通規制情報や中止判断は、高松市公式サイトやSNSで随時発表される。最新の開催日程・実施可否は公式サイトで確認すること。

周辺情報

サンポート高松周辺には、高松シンボルタワーや高松港旅客ターミナルなどのランドマークが集積する。玉藻公園(高松城跡)も徒歩圏内で、祭りの合間に歴史的な景観を楽しめる。特に玉藻防波堤から打ち上がる花火は、これらの建造物を背景に美しいコントラストを描く。

ことでん高松築港駅の近くには瓦町フラッグやライオン通りの商店街が広がり、買い物や食事に便利である。祭り期間中は歩行者天国や大縁日が南部商店街などで開催され、盆踊り(一合まいた踊り)が丸亀町商店街壱番街ドーム広場で行われる。これらのイベントは祭りと連動して地域全体を盛り上げる。

高松市内には栗林公園や屋島などの観光名所も点在する。祭りの前後に訪れることで、香川県の文化や自然を満喫できる。特に花火大会の日には、多くの観光客が周辺のホテルに宿泊し、瀬戸内海の夜景と花火を同時に楽しむことができる。

関連情報

  1. 主催者:高松まつり振興会(高松市観光交流課内、電話087-839-2416)
  2. オフィシャルグッズ:ポスターの「うどん脳」デザインを活用したTシャツやグッズが販売され、ネット販売も導入される
  3. 総おどり参加費:1連当たり5000円で、募集期間は2026年5月1日~22日必着
  4. ENGLISH INFO:高松市公式サイトに英語ページがあり、海外観光客向けにアクセス情報が提供される
  5. 災害時の避難:地震発生時や津波警報発表時は会場放送で避難指示があり、南方面(中央通り等)へ避難するルールが定められている
  6. 過去の実績:2015年には約27万人の人出があり、花火大会では最大1万2000発が打ち上げられていた・現在の打ち上げ数は6000発に変更されている

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The 59th Sanuki Takamatsu Festival


出典・関連リンク

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