尾張津島秋まつり(おわりつしまあきまつり)は、愛知県津島市で毎年10月に行われる祭礼である。津島神社を中心とした津島の町に伝わる祭りで、夏の「尾張津島天王祭」と並ぶ津島の二大祭りの一つとして、地域の人々に親しまれている秋の祭礼である。

この祭りの最大の見どころは、各町内から繰り出される豪華絢爛な「山車(だし)」である。精巧な彫刻や金箔で飾られた山車の上では、糸操りによって人形が舞い、文字を書くなどの妙技を披露する「からくり人形」が奉納される。江戸時代から続く職人の技が生み出すからくりの動きは精巧かつ優美で、見る者を楽しませる。山車が津島の町を巡行する様は、城下町の秋を華やかに彩る。

津島は、津島神社の門前町・港町として古くから栄えた歴史を持ち、織田信長をはじめとする戦国武将からの崇敬も篤かった。尾張津島秋まつりは、こうした津島の豊かな歴史と文化を背景に育まれた祭りである。からくり人形という日本独特の機巧文化を今に伝えるこの祭りは、尾張地方の秋を代表する伝統行事として、地域の誇りとともに受け継がれている。


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