盛岡さんさ踊り(もりおかさんさおどり)は、岩手県盛岡市で毎年8月初旬に開催される夏祭りで、東北の夏を彩る代表的な祭りの一つである。1978年(昭和53年)に現在の形で始まり、市の中央通りを舞台に、太鼓・笛・踊り手が一体となって繰り広げる華やかなパレードが見どころである。
この祭りの最大の特徴は、なんといっても「太鼓」の数である。和太鼓を打ち鳴らしながら踊る「太鼓パレード」は、その参加太鼓数の多さで知られ、「世界一の太鼓パレード」としてギネス世界記録に認定されたこともある。数千個の太鼓が一斉に打ち鳴らされる重低音は腹の底に響き、笛の音色と踊り手の優美な所作が織りなす光景は壮観である。
「さんさ踊り」の名は、岩手に伝わる伝説に由来する。人々を苦しめた鬼を神が退治し、鬼が二度と悪さをしないと誓った証に岩に手形を押したという「三ツ石伝説」がその起源とされ、これが「岩手」の県名の由来とも言われる。鬼の退散を喜んだ人々が「さんさ、さんさ」と踊ったことが祭りの始まりと伝えられる。みちのくの短い夏に、踊り手のかけ声「サッコラチョイワヤッセ」が響き渡るこの祭りは、盛岡の人々の躍動と歓喜を映し出している。
出典・関連リンク
- 📚 出典: Wikipedia, Wikidata (CC BY-SA 4.0)
- 🇯🇵 Wikipedia (日本語)
- 🔁 English version: Morioka Sansa Odori